通常当社ネットショップ価格:35,240円(税込)
→ セット特別価格:31,300円(税込)
単品でお求めいただくより、約4,000円分お得なセット内容です。
“ブルゴーニュ”・・・。
言わずと知れた世界中が認める伝統と格式のワイン産地です。
厳正な原産地呼称制度のもと、そのワインは「テロワール」と呼ばれる土地の個性の表現となり、“ブルゴーニュらしさ”の歴史を築いてきました。
しかしながら今、原産地呼称制度の規格に縛られない自由な発想で、
AOCの先にある「ブルゴーニュの“その先の”世界」を醸し出す生産者たちがいます。
自然派の中でも究極の自然派蔵元、Gilles et Catherine Verge(ジル・エ・カトリーヌ・ヴェルジェ)。
自社畑で有機栽培もしくはビオディナミ栽培を行い、醸造において瓶詰めまで一切SO₂を添加しないグループのリーダーです(その厳しい条件により、メンバーの数は年々減少しつつある)。
彼が醸すシャルドネは、一見すると既存の枠から外れているように見えますが、
実際にはブルゴーニュという土地の可能性を異なる角度から丁寧に掘り起こしています。
アルコール発酵、マロラクティック発酵にかける時間は約3年。
低温でゆっくりと発酵を進め、そこからさらに2年ほど熟成させるため、収穫から瓶詰めまでは最低5年をかけています。
一切の培養酵母を使用せず、2年も3年も発酵が続けられる——
そのぶどうの持つ生命力と、緻密な温度管理にまず驚かされます。
通常は収穫した年がヴィンテージ表記として瓶詰めされますが、
彼らのワインはヴィンテージという枠に収まらず、“lot”で表記されています。
途方もない長い時間に委ねられた彼らのワインに共通して言えることは、
香りのインパクトに対して、飲み心地が素晴らしく優しいということです。
香りで熟成を感じても、口に含むとどこまでもフレッシュなのです。
伝統と格式を受け継ぐブルゴーニュにおいて、ナチュラル志向の新しい造り手たちは、
決して“異端”や“革新”ではなく、“多様性”を表現しています。
つまり、新しい造り手のワインを体験することは、「ブルゴーニュ」という伝統的産地の“その先”が開かれることでもあります。
その一歩として、ジルのワインに手を伸ばしてみてはいかがでしょうか。
なぜこの3本?― シャルドネの多様性を知るセレクション
ブルゴーニュ白=“王道”というイメージは、まだその入口に過ぎません。
このセットは、同じシャルドネでありながら、造りの思想・土地の違い・熟成のニュアンスがくっきりと分かれる3本を揃えました。
-
① Gilles & Catherine Verge / VdF Blanc "L'Écart"(lot0205)
樹齢90年以上の古木から造られる、酸化的熟成が香ばしく漂う1本。
ナチュラル志向の極みでありながら、口当たりは驚くほどピュア。 -
② Chantrêves / Bourgogne Blanc 2022
シャントレーヴらしい精緻でミネラル感のあるシャルドネ。
自社畑スタート元年の緊張感とピュアさが詰まった新世代の味わい。 -
③ Petit Roy / Saint Romain Blanc "En Chevrot" 2021
高地の冷涼なテロワールからくるシャープな酸が印象的。
奥行きのある熟成感と構造の強さを感じる逸品。
この3本を通して、熟成 × 新世代 × 南北のテロワールが一度に味わえます。
シャルドネの表現力と、ブルゴーニュの“懐の深さ”を改めて体験できるセットです。
各ワインの詳細
① Gilles & Catherine Verge / VdF Blanc "L'Écart"(lot0205)
生産者:ジル・エ・カトリーヌ・ヴェルジェ
産地:フランス ブルゴーニュ マコネ地区
2002年に収穫されたCoteaux des Quartsの畑のシャルドネ。AOPが通らなかったため、ワイン名は“L’Écart”に。
舌先にピリっとした刺激を感じるほどの爽やかな酸がワイン全体を支配しており、食欲をそそる味わいです。瓶詰は2005年。
酸化的熟成のニュアンスと、驚くほどピュアな飲み口が共存する1本です。
② Chantrêves / Bourgogne Blanc 2022
生産者:シャントレーヴ
産地:フランス ブルゴーニュ オート・コート・ド・ボーヌ
2022年は自社畑スタート元年。野生酵母による発酵、樽熟成を経て、ミネラル感と果実味のバランスが秀逸な仕上がりに。
軽快ながらふくよかで、若くから楽しめるスタイル。ピュアで洗練された味わいです。
③ Petit Roy / Saint Romain Blanc "En Chevrot" 2021
生産者:プティ・ロワ
産地:フランス ブルゴーニュ サン・ロマン村(アン・シュヴロ区画)
粘土石灰質の冷涼な高地畑から収穫されたシャルドネを、古樽で発酵・熟成後、ステンレスタンクで追熟。
緑がかった金色の外観。黄リンゴやハッサク、カリン、フローラルな香り。
綺麗で上品な酸とじわっと広がるエキス感が、しっかりとしたボディに溶け込みます。
【生産者について(輸入元様資料より)】
■ ジル・エ・カトリーヌ・ヴェルジェ Gilles & Catherine Verge
自然派の中でも究極の志向を貫く蔵元。S.A.I.N.S(Sans Aucun Intrant Ni Sulfite)グループのリーダーとして、瓶詰めまで一切のSO₂を添加しないワイン造りを続けています。
樹齢94〜132年の古木をもつ畑では、接木用の枝も数年かけて選抜。剪定は燕の飛来を見て行うなど、自然と天体との調和を大切にする哲学が息づいています。
醗酵には約3年、熟成を経て瓶詰めまでに最低5年をかけるため、ヴィンテージは“lot”表記を採用しています。
タンクの蓋を新月前の深夜に一瞬だけ開けることで酸化をコントロールするなど、月と重力を味方にする独自の醸造スタイルも魅力です。
香りには熟成感がありつつ、飲み心地は驚くほどピュア。飲むほどに元気が湧く唯一無二の液体として、自然派ワインの枠を超えた感動を与えてくれます。
■ シャントレーヴ Chantereves
日本人醸造家・栗山朋子氏とギヨーム・ボット氏によるネゴシアン・ヴィニフィカトゥール。2010年にスタートし、自ら原料を選び丁寧な醸造を行うオートクチュールな造りが特徴です。
ビオ栽培の畑に優先して足を運び、畑仕事の様子を確認したうえで原料を選定。栗山氏の繊細な感性と、ギヨーム氏の経験が融合し、精緻で洗練されたスタイルを追求しています。
初ヴィンテージから著名ジャーナリストにも注目され、2012年以降は自社施設での醸造を開始。
年々進化するワインは、ブルゴーニュに現れた新星として、国内外から高い評価を受け続けています。
■ ドメーヌ・プティ・ロワ Domaine Petit Roy
中国生まれの日本人、斉藤政一氏が2017年に設立したドメーヌ。環境問題に端を発したワインへの興味から、農工大→小布施→渡仏という流れで修業を重ねました。
シモン・ビーズ、ミュニエ、アルマン・ルソーなどで経験を積みながら、現地の人間関係や資金も着実に整えていき、10年越しの夢として自社畑を取得。
畑はサヴィニー・ポマール近郊に点在し、オート・コート・ド・ボーヌにもピノノワールを所有。家族と暮らすショレイ・レ・ボーヌの醸造所を拠点に、精力的なワイン造りを行っています。
醸造・栽培・和食店運営など複数の活動を通じて研鑽を重ねる姿勢は、静謐な挑戦者としての誠実さがにじみ出ており、ワインにもその人柄が表れています。





