《Rino Selection》
ロイマーって白のスティルワインのイメージでしたがこのスパークリングなかなかに良いです! 黒ブドウと白ブドウどちらも使い味わいに厚みがあるが飲みやすく馴染みやすい。 お気軽に、乾杯の1本としていかがでしょうか?(高柳)
(輸入元資料より)
アルコール度数:12% 残糖:2.4g/l 酸:6.0 g/l ドサージュ:2.0g/l
畑エリア:ランゲンロイス(標高400m)、グンポルツキルヘン(標高200m) 土壌:黄土、片麻岩、堆積物&石灰岩の砂利
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2021 年9月上旬から中旬まで手摘みにて収穫、ホールバンチプレス後、36~48時間デブルバージュ。一次発酵18〜20℃にてステンレ スタンクで自然酵母によるマロラクティック発酵。ステンレスタンクにて全ての澱と共に 7 カ月熟成。ラッキング後、細かい澱と共にさらに 2 カ月熟成。2022年7月上旬に瓶詰め。瓶内二次発酵21カ月以上、2024年4月に澱引きし、リザーブワインは2020年のワインを追加。 硫黄はラッキング時に 15MG 以下使用、ボトリング時使用無し。
<ティスティングコメント> 青りんご、グレープフルーツ、レモンバーベナ、イーストの香り。細かくクリー ミーで心地良い泡。レモンやライムの柑橘類にと焼き林檎のニュアンス。爽やかな酸とドライなボディ。柑橘類の薄皮の様なほのかな苦み と長く続く余韻。清涼感とエレガントさを兼ねた活き活きとしたスパークリングワイン。
フレッド・ロイマー醸造所
(輸入元使用より抜粋)
フレッド・ロイマー醸造所はオーストリアのニーダーエスタライヒ州にあり、ウィーンから車で北西に1時間のところにあります。夏は35度以上になることもありますが、カンプ川沿いから冷気も流れ込み、寒暖差の大きなエリアです。風通しが良く、病害やボトリティスの影響が少ないため、ワインはフレッシュでクリアな風味が特徴です。
ロイマーの歴史と哲学
ロイマー氏はワイン生産者の家族に生まれ、ドイツやカリフォルニアで修行後、1987年に父親のワイナリーで働き始めました。1997年にワイナリーを引き継ぎ、1998年のボトリティスの大量発生をきっかけに、アルコール度が低くフレッシュでフルーティーなワイン造りへとスタイルを変えました。現在、ロイマーの畑は14ヘクタールから60ヘクタールに拡大しています。
彼の哲学である「犠牲なき持続可能性」は、ワイン造りを楽しみながら、常に学び、ハングリー精神を持ち続けることです。この精神により、ロイマーはクオリティマニアと称されています。ロイマーのワインは、ブドウの生理学的成熟を重視し、テロワールの特徴を最大限に引き出したスタイリッシュなワインを目指しています。
醸造所の設備
ロイマー醸造所の地下には、19世紀のアーチ状レンガセラーを復元したものがあり、現代美術館のような建物との対比が伝統とモダンを象徴しています。全てのワインは自社葡萄で生産されており、カンプタールとテルメンギオンに畑を所有しています。特にカンプタールの土壌は独特で、ブルゴーニュに似た石灰土壌を持つテルメンレギオンはシャルドネやピノ・ノワールに最適です。
ビオディナミ農法と認証
フレッド・ロイマーのワインは全てビオディナミ農法で造られており、2007年に設立されたRespekt認証を取得しています。Respektは、オーストリアやハンガリーなど15のワイナリーが活動する団体で、ルドルフ・シュタイナーの考え方を基にしながら独立的で効果的に活動しています。同じ志を持つ人々が集まり、学び合い、サポートし合う場となっています。
Respektは他の認証団体であるデメターと異なり、ワインのみの認証団体です。ロイマーのワインは、持続可能性を追求しながらテロワールとブドウ本来のアロマを最大限に引き出すスタイルを貫いています。