<ワイナリー様資料より>
T1 Petillant Blanc(辛口白微発泡)
品種 :デラウェア
収穫地:余市町黒川町790 ドメーヌユイT圃場 第1区画
栽培 :無農薬、除草剤及び化学肥料不使用
収穫日:2022/9/25、26
製法 :ホールバンチプレス メトードトラディショナル方式
(1次発酵:野生酵母、2次発酵:野生酵母)
アルコール分 :11.0%
亜硫酸添加量 :0ppm ※14°C以下での保管をお願いいたします。
ドメーヌユイ生食用ブドウのエース、デラウェアです。
2020vtはラベルにスティルと書いてあるのに泡が出ていた×、2021vtはラベルにペティアンと書いてあるのに微泡だった△、
そして2022vt。ラベルにペティアンと書いてあり元気に泡が出ている状態です◎
当たり前のことではあるのですが、3年目にしてようやく達成できました。
今年はどうか安心してご注文ください。
2022vtは2018以来の台風の当たり年で、直撃こそなかったものの収穫直前に何度か台風が
余市をかすめました。ブドウが風で揺らされて当たってしまった部分からは痛みが出たため、
例年よりも多少厳しい状況ではありましたが、痛みを取り除いた後でも収穫量は例年の1.5倍の
2t超えでした。房数が多かった分、昨年ほどは糖度は上がりませんでしたが、
ジベレリン処理なし・種ありでの20度超えを果たしたので上出来と言えそうです。
デラウェアは毎年シャンパーニュをイメージして作っています。
できるだけ果皮を痛めないように、ラブルスカ香を出さないように、雑味のないピュアな果汁のみを
絞れるように、プレスの回転数を極力抑えつつ、低速で圧力上昇を繰り返すプログラムを用いて、
約5時間かけてプレスをしています。果汁を極力酸化させないように設計されたクローズタイプの
ユーロプレスでの搾汁ですが、かなり長時間のプレスなので毎度ジュースは程よい酸化を経て、
茶色い果汁からのスタートです。プレス翌日に沈んだオリを捨て、きれいな果汁だけをフランソワフレールの500L樽に移しました。
今年は例年よりも高い温度で旺盛に発酵が進み、途中発酵栓が天井まで吹き飛ぶくらいの勢いでしたが、気温が下がる11月からは一転、静かに静かに発酵が継続しました。
年明けに補糖、瓶詰め、瓶内での二次発酵という過程を経て、黄金色のきめ細かい泡がしっかりと出ました。
今年は香り、酸味、厚みがバランスよく整い、尖ったところのない優しいワインに仕上がっています。
りんごのような爽やかな香りで味のクセもないため、食中酒として料理を選ばず合わせていただけると思います。キンキンに冷やして、
というよりはグラスに注いで温度が上がってきたくらいの頃合いがふくよかさも増してオススメです。
自信をもってリリース致しますので、よろしくお願いします!