(以下ワイナリー様資料より)
◯品種:ランブルスコ・グラスパロッサ
◯角田浜自社農園産
◯アルコール分:9%
◯内容量:750ml
ランブルスコは単一で仕込むイタリア品種として期待しています。一般的に濃い色調の赤ワインは渋みも強いものです。ランブルスコには豊かな酸味のお蔭で軽やかな仕上がりになります。原産地のエミリア・ロマーニャ州では生ハムとパンなどといっしょにランチからがぶがぶと飲まれているそうです。おなじみは発泡ワインですが、私たちはスティルで仕上げていきます。果実の凝縮感が不足しているせいか、炭酸ガスが加わると抑揚が消えて面白味のないワインになってしまうと感じるから。欧州系のブドウはワイン専用種のヴィニフェラがほとんどですが、このブドウは珍しいヤマブドウ系とのこと。イタリアワインジャーナリストの宮嶋勲さんにお聞ききして合点がいきました。グラスパロッサはいくつかあるかある亜種のひとつ。小粒で皮が厚く酸味が強く自然界で生き残れる要素を備えています。難点は収穫量が少ないことでしたが、ようやく栽培のコツをとらえることに成功して、2021年は収穫量が298kgまで上昇してきました。収穫量の少なかった2020年ヴィンテージと醸造段階で合体して、ヴィンテージ表記なしのリリースとなります。さて、今後の展開はどうなりますか。ご期待ください。