産地:日本/和歌山
品種:カベルネフラン
ノンフィルターで澱を残したやや濁りタイプのナチュラル好きにはなんともそそられる色合いです。
味わいも黒ブドウから造られたとは思えないほどのスッキリとしたピュアな柑橘のニュアンスを感じるのは、和歌山のテロワールの発露でしょうか。
溌剌とした酸味と旨味は、魚介から揚げ物にも合わせてみたい1本です。
【ワイナリー様資料より】
和歌山県有田の気候風土に育まれたブドウの本質をワインとしてお届けします。
醸造は極力余計なものを使わず、ブドウ本来の味や特質を出来る限りそのままにします。余計なもの が入らないよう細心の注意を払って果汁をしぼり、一日寝かせ、滓(おり)をひき、酸化しないよう気をつ けながら、発酵の始まりから終わりまでを静かに待ちます。
赤ワインの仕込みは白ワインと違い、櫂入れがあります。樽やタンクに入れた酵(もろみ)は、底に果皮果汁が溜まりますので、3時間おきに撹拌し、その作業を約2週間続けます。果皮から色素を、実と種から複雑な味わいを抽出する大切な作業です。ブドウにはもとから野生酵母が備わっており、何も手を加えずとも自然に発酵が始まり、果汁がお酒に変化します。その野生酵母を使い、多少の補糖をする以外は何ら使用しません。発酵が終われば、じっくりと清澄を待ち、加熱も濾過もせず、瓶に詰めます。