産地ドイツ ラインヘッセン 品種ドルンフェルダー
個人的には、焼肉やキムチといった韓国料理に合わせたり、キャルキュトリなどの塩と脂を気持ち良く流すためのワインとして飲んでもらいたい。他に素敵な組み合わせがあったら是非教えてもらいたい。
これから暑い時期に入り、このワインが店内でも屋外でも、より活躍してくれるのが楽しみ!(輸入元様コメント)
【ワインについて】
ドイツの若手が造るドルンフェルダーと聞けば、ある程度ドイツワインに触れたことがある人の多くは冒険心をくすぐられるのではないだろうか。
ラインヘッセンの光る星モーリッツは、石灰岩主体のディーンハイムにメルローの畑を所有し、粘土が主体のユルヴェアスハイムにはドルンフェルダーの畑がある。前者はワインに骨格とエレガンスを与え、後者はふくよかさを与える。
モーリッツは、暑い夏に冷やしてごくごく飲めるワインを造りたくてこのワインを仕込んだ。到着時、山葡萄を想わせる野性味と贅肉がない引き締まった垂直的なボディといった個性に正直なところ困惑したが、飲めば飲むほどこのワインを知りたくなる不思議な魅力があった。似たワインといえばイタリアのスキアーヴァ、ロワールのグロロー、オーストリアのツヴァイゲルトといったところだが、振動域の高い酸味がラインヘッセンを連想されるという点では、ドイツらしさはしっかりと現れている。