産地:長野 品種:スチューベン
醸造:野生酵母、亜硫酸無添加 無補糖、無補酸、無濾過、無清澄 アルコール度数:11%
(特徴)
・青森県産のスチューベンを購入して造った赤ワイン。
・仕込みから瓶詰まで一切の亜硫酸は無添加。
・果実味が豊で穏やかなタンニンの赤ワイン。果実由来の甘い香りがとても華やか。みかん、ハーブ、ホップ、白胡椒、インク等多様な香りがあり、温度が上がると野生味も出てくる。
あまり馴染みのないスチューベンですが、デラウェア、マスカットベーリーAについでポテンシャルのあるブドウだと思っています。
私たちは仮想プールサールとして仕込んでいます。とても状態の良い青森県産のスチューベンで仕込む事が出来たので、満足のいく仕上がりになりました。
スチューベンは甘さはありますが、酸味が穏やかなので甘いだけの平坦なワインにならないように全房で仕込み、しっかりと抽出する事で複雑味や奥行きを出すように心掛けました。また、ラブルスカは少し酸化させたくらいが丁度良いと思っているので、巨峰同様ウイヤージュ無しで少し長めに樽熟成をしています。(醸造所様資料より)
【レ ヴァン ヴィヴァンについて】(醸造所様資料より)
ぶどう本来の力を引き出した栽培方法の確立とそのポテンシャルを隠さない醸造。
私達はフランスの多くのナチュールの造り手達のワインに出会い、その考えに感銘を受け目の前にあるワインが全てを語ることを知り、同じ道を日本で志し日本のヴァンナチュール造りを目指しています。
私達人間は世の中の全てのことを理解することはできません。
目に見えるもの考えつくことの範囲だけで解決し知った気になってしまいます。
畑の中に生きているのは目に見えるものだけではなく、土の下にも空気中にも見ることのできない生き物がいます。
忘れてはいけないのがそれら目に見えるものも見えないものも全ての生き物の恩恵を受けていると感じながら作業にあたる事だと思っています。
ワインやシードルは嗜好品です。
人それぞれに好みがあると思います。
でもただ好きとか嫌いではなく私達の目指すものは身体にじんわり染み込んでいくような柔らかさを持ったものです。
ハイテンションになるというよりも口角が少しだけ上がるようなそっと寄り添うワインを造りたいと考えています。