蒸留所資料より
媛囃子の兄弟会社パピーユは、東京と大阪の街中でワインつくりをしています。
ワインを作る過程で排出される搾りかすは都会ではただの産業廃棄物で、排出割合は原料ブドウの約 30%にもなります。
ただ堆肥にしてしまうのではなく、「アップサイクルでブランデーという新しい付加価値を作り出す。」それは、私たちが焼酎蔵の媛囃子を引き継いだ当初から思い描いていたテーマの一つ。
農業に立脚し、農産物から余すことなく価値を生み出すようなお酒つくりを実現するために、蒸留器は力強い武器になりました。
●焼酎の蒸留器で作るジャパニーズブランデー
日本ワインの盛り上がりに伴って、まだ数は少ないながらもジャパニーズブランデーというジャンルが拓かれつつあり、私たちも国産ブドウや日本ワインを使ったブランデーつくりに挑戦しています。
媛囃子はもともと焼酎蔵なので、焼酎用の単式蒸留器を駆使して作るという点で、とてもユニーク。
さらに、ブドウ栽培から蒸留まで自社一貫で作っているブランデーなのです。
●美味しくなければ意味がない!
コンセプトに沿ったユニークなお酒が作れるとしても、やはり美味しくないと価値を生み出したことにはなりません。
東西フジマル醸造所の搾りかすはすぐに冷凍して保管し、発酵したブドウの複雑な芳香を余すことなく引き出すように蒸 留しています。
2種類の単式蒸留器をうまく使うことで、複雑に折り重なった豊かな香りを実現しているのです。
まず常圧蒸留機で搾りかすをしっかり煮詰めながら、ガンガン香り成分を取り出し、得られた留液をさらに減圧蒸留機に かけて要らない部分を削ぎ落とす。アルコール度数はやや低めにすることで、柔らかく飲み心地の良いテイストを目指し ています。
●2022VT はワイン樽で熟成
ファーストバッチはニューポットでステンレスタンク熟成しましたが、今回の『#00VINACCIA BRANDY』は島之内フジマ ル醸造所のワイン樽で 2 年間熟成。
それによって口当たvはさらに丸くなめらかに落ち着き、多層的な香りが調和してメ ロウなブランデーに仕上がりました。
テクニカルノート
●ブドウ品種:デラウェア(大阪府産、山形県産)・ツヴァイゲルトレーベ(北海道産)・ピノノワール(北海道産) メルロー(大阪府産、山形県産)・マスカットベイリーA(大阪府産、茨城県産)・巨峰(大阪府産)●蒸留方法:単式常圧蒸留窯で直接蒸気法を使い水分を少しずつ加えながらゆっくりと加熱し、水分が多くなっ たタイミングから間接蒸気法も組み合わせてじっくり蒸留。得られた alc.10%程度の留液をさらに 単式減圧蒸留器で間接蒸気法を用いて蒸留。蒸留後の加水は一切していません。
●熟成:島之内フジマル醸造所のワイン樽で 2 年間熟成。
原料:ワイン搾りかす(国産ぶどう)
内容量:500 ml アルコール分:37%
製造者:株式会社媛囃子 製造場:媛囃子蒸留所
製造本数:343 本
■媛囃子とは
伊予の南部、土佐境の草深き山里におよそ200年前頃より、「大師」という銘の焼酎が造られて今日に至っています。それが伊予老酎“媛囃子”の発祥となり、四国唯一の焼酎専業メーカーです。媛囃子は米、栗、麦を主原料とし、独自の特殊加工により焼酎独特の不愉快な成分を除去し、原料の特徴を生かした風味とさわやかな甘さが自慢の逸品を揃えております。また、愛媛県は全国屈指の栗の生産地です。その中でも城川町は“しろかわ栗”として県内でも最高の生産量を誇り量質ともに有名な生産地です。"媛囃子"は、そんな豊富で量質な栗で造られた逸品です。
■栗媛囃子とは
寿永元年、奸臣の讒言から崇徳上皇の逆鱗にふれ、島流しとなって伊予に渡り、うおなしの田穂の里に住みついていた肥後守親房は、同三年、屋島の合戦に敗れてこの地に逃げのびてきた平公盛を同じ逆境の悲哀に涙を流し、手厚く慰めましたが、その時、親房の娘『布由姫』は一族の姫たちを集め、折からの秋の満月のもとで、笛を鳴らし、鼓を打ち、ススキをかざして舞い踊り、悲運の公達の心の傷を癒したと云う哀話が語り伝えられていますが、世の人は それを"ひめばやし"と呼んでいます。
商品カテゴリ
日本のワイン
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