産地:日本 品種:デラウエア
2020年の仕込みからデラウェアを分けて頂いている、ネオ兼業農家ユニット「ぶどうと活きる」さんのデラウェア。
◆ぶどうについて
2020 年の仕込みからデラウェアを分けて頂いている、ネオ兼業農家ユニット「ぶどうと活きる」さんのデラウェア。
山形市本沢地区の若者たちが、故郷のぶどう畑の風景を残したいと、跡継ぎのいない畑を受け継いだり、高齢農家さんの畑を手伝うことでワイン用ぶどうを栽培。平日はそれぞれのお仕事をしつつ、仕事の前後や休日に心を込めて畑を手入れされています。
23 年は猛暑が続き雨も少なく完熟度がとても高いぶどうでした。夜も暑い日が多かったため着色があまり進まなかったのも 23 年の特徴です。
◆ワインについて
雨が少なく暑い年というのが分かりやすく糖度の高さに表れていましたが、やはりそれに比例して酸が低く例年
とはかなり印象の
違うワインになることが想像できました。
それなら果皮の特徴まで全てしっかりと抽出して、”23 年のぶどうと
活きるデラウェア”
をあますところなく感じられる一本にしようと今年のキュヴェの方向性を決めました。
ホールバンチでプレスしシンプルに発酵させた白と、セミマセラシオンカルボニックで発酵を行ったオレンジの
2 種類を同時に仕込み、後者は丁寧に選果したぶどうを房ごと投入し密閉タンクに 14 日間、そのタンクを開け
全房でプレスしてから発酵が終わるまで 14 日間と少し長めの発酵期間をとり、ぶどうの果皮からの要素を慎重
かつ最大限に抽出。この造りができるのは、私がこのデラウェアを信頼しているからなのだなとしみじみと感じ
ながら見守りました。
白のみだとアルコールの高さが際立つドライな味わいですが、オレンジを加えることによって出来立てのデラウ
ェアらしいパイナップルやバナナの香りが感じられるようになります。華やかさと果皮由来のビターな味わいが
心地よい 1 本に仕上がりました。
◆発売日:2024 年 2 月
生産本数:700 本
内容量:750ml
アルコール度数:13%
原料:山形県山形市本沢ぶどうと活きるのデラウェア
醸造:ホールバンチでプレス後ゆっくりと 16 日間発酵の後澱引きしステンレスタンクで熟成。同時に同じデラ
ウェアをセ
ミマセラシオンカルボニックで 14 日間密閉して発酵後プレス。その後 14 日間でアルコール発酵が終了し澱
引き。ボトリ
ング前に 2 種類をブレンドしボトリング。亜硫酸の添加はなし。
無濾過無清澄のため澱が生じることがありますが、品質に問題はありません。
15度以下での保管をお願いいた
します。
東京・江東区の清澄白河にて、2015年8月、2つ目のワイナリーが始動しました。関東各地の契約農家さんの丹精こめて作られたブドウをお預かりし、一本一本心を込めて醸していきます。
醸造所の2Fにはイタリア料理をベースにしたレストランをご用意しております。すぐ下の醸造所で造ったワインはもちろん、世界中から選び抜いたワインとご一緒にお楽しみください。
また、お客様にたくさんのワインに出会っていただき、自分の好みのものを探していただけるようワインだけでもご利用いただけるテイスティングルームも同フロアに併設。アペロタイムなど、思い思いの使い方でお楽しみいただけます。
2013年に誕生した島之内フジマル醸造所のように、このワイナリーもまた、土地とワインと人を繋げ、ワインが日本の日常の風景に溶け込むきっかけとなればと思っています。
詳しくはこちらをどうぞ。お近くにお越しの際はぜひお立寄りください!