実は全国屈指のブドウ生産地である大阪府。この『大阪WHITE』は、大阪府の中でもブドウ産地として100年以上の歴史を持つ柏原市にある、フジマルの自社畑で丹精込めて育てたデラウェアを100%使ったワインです。
優しく搾ったブドウ果汁を樹脂の開放タンクにて低温で約2週間自然発酵し、ステンレスタンクで12ヶ月熟成させた白ワインに、クヴェヴリで熟成させた自社デラウェアのオレンジワインを約14%ブレンドしています。
2019年は、FUJIMARUがワインを造り始めてから10回目のヴィンテージにあたり、「キュベパピーユ」シリーズはラベルの装いも新たにしました。
<テイスティングコメント>
金色のトーンを帯びた、フレッシュさを残しながらも味わい深いワインに仕上がっていて、蜜リンゴや少し熟した洋ナシや黄桃を思わせるジューシーな果実感に、ドライな飲み口、優しく余韻の長い酸と旨味が特徴です。
<ラベルコンセプト>
最高な液体がスイスイ身体に染み込んでいくイメージをブランコに乗った無重力感で。太陽から降り注ぐ光と浮遊するオーブでみずみずしいフルーティーさを。身体の下に広がるワインの泉とそれを取り囲む豊かな自然で、深い味わいなのに軽やかにも感じてしまうOSAKA WHITEを表現しました!
ブランコの中は川の流れのように吸い込まれていきそうな螺旋で時の流れ、心地よい酩酊状態を感じてもらえるといいなと思います。(デザイナー: えりつぃ
大阪府産デラウェア使用
アルコール分 12%
酸化防止剤(亜硫酸塩)使用
内容量:750 ml 総酸度:5.2 g/L
総亜硫酸:13.3 ppm 遊離亜硫酸:1.0 ppm
製造本数:1960本
※フジマル醸造所のワインはすべて、酸化防止剤の添加を最小限にとどめています。温度変化にさらされますと品質劣化の恐れがございます、低温での管理(16度以下)をお願いいたします。
フジマル醸造所(島之内・清澄白河)の成りたち:
2010年、ワインショップFUJIMARUやカーヴ・デ・パピーユなどワインショップを経営する株式会社パピーユが、ボランティア数名とともにカタシモワイン&フード(通称カタシモワイナリー)より、柏原市大県(おがた)にある『堂の内畑』(マスカットベリーA)を借り受け、カタシモワイナリー内にて委託醸造を開始、『ドメーヌ・デ・パピーユ』ブランドのスタート。2011年、耕作放棄地であった『岩崎谷畑』を大阪府の外郭団体みどり公社の斡旋で地主さんより借り受ける。再開墾し垣根仕立てのぶどう畑(メルローなど)を造成。2012年、高井田にてデラウェアとベリーAの畑を新たに賃借。また、羽曳野市の飛鳥ワインにて太子町のデラウェアを委託醸造。2013年、大阪市中心部、島の内にて醸造所を設立。自社畑産ブドウのほか大阪や日本各地から買いブドウを仕入れて醸造しています。日本でも類を見ない都市型ワイナリー『島の内フジマル醸造所』です。2013年以降はすべて島之内フジマル醸造所にて醸造。そして2015年8月には東京・清澄白河にフジマル醸造所をオープン。こちらではおもに東日本のブドウ栽培農家さんから原料葡萄をわけてもらって醸造しています。
ぶどう造り:
約2haの自社管理畑のブドウから造ったワインは「キュベパピーユ・シリーズ」としてリリースしています。その他に日本各地から質の良いブドウを仕入れ醸造を行っています。自社管理畑ではボルドー液以外は年に2~3回ほどの防除のみと減農薬を心がけ、農作業はすべて手作業で注意深く行いました。収穫されたブドウは選果、粒よりし健全な粒のみを使用。ワインをお飲みになるお客様の顔を想像しながら、スタッフとボランティアの方々とで力をあわせワインを造りました。本当にたくさんの人に手伝っていただいたおかげで私たちのワインは出来上がっています。