momo というワインの私たちなりの定義は、日本で品種改良されたマスカットベイリーA に、白
葡萄をミックスしたロゼのスパークリングワインです。
しかしながら、正直に言います!
今年は発泡せず......。
2022 年はワイン葡萄栽培に熱心な秋葉 陽輔さんのフィールドブレンド仕上げに
対し、2023 年は秋葉さんのぶどうをメインに、同じ上山市の同世代、鈴木 隼人さんの長期醸し
をした Bucci に使用するベイリーA を一部合わせ、軽やかさの奥に深みや厚みを持たせるべくブ
レンドしてみました。
その後、リキュール(ワインと砂糖やジュースを溶かしたシロップ)を添加
して、瓶内 2 次発酵を促しましたが、今年は瓶内の酵母がお腹を空かせたタイミングとリキュー
ル添加のタイミングを損ねたために、瓶内2次発酵がないまま現在に至ります。
おそらくもう発
泡しないと思いますので、スティルワインとしてリリースいたします。
まだまだ、私、目黒の醸造経験と知識が浅く未熟であることを物語っております。
もっとぶどう
と酵母と仲良くなる必要がありそうです(笑)。
しかしながら、味わいの構成要素やバランスは、
過去一を更新していると思いますので、とても気に入っております。
いちごのような果実味がしっかりとしたベイリーA を主体に、1週間のマセラシオンカルボニッ
クをかけた、トロピカルフルーツ感満載のセイベルをブレンドしております。残糖感はなくドラ
イな仕上がりです。
生き物と仲良くなるのは、何年やっても難しいものですね!それだから、楽しさややりがいも倍
増するのですが。
まぁ、そんなこんなで、今年限り(?)のレアキャラのモモちゃんですが、どう
ぞみなさまよろしくお願い致します。
ぜひ、この暑い夏に、キンキンに冷やしてお楽しみくださいませ。
◯味わい :ラズベリー、温州みかん、塩レモン、セージ、ホーリーバジル
◯シーン :地中海料理や、ピクニックの食事のおともに
◯温度帯 :10~15°C
◯グラス :口のすぼんだカジュアルなグラス
◯お料理 :根セロリのラペ、塩麹漬けの鶏や豚肉
◯飲み頃 :今~2027 年
◯飲みきり:抜栓から 3 日以内
【ワイナリー様資料より】
開けたては、還元したスモーキーな香りの中にキャンデーのような甘い香りが立ち込め ます。開けたては少し泡のニュアンスを感じます。スモモやフランボワーズのような桃 やベリー感があり、そこにのるキュイッとした酸味と旨味が、心地よい余韻として残り ます。少し冷えた 10 度~12 度の状態でお召し上がり頂くと、口の中で弾ける甘酸っ ぱさが、湿度のある日本の夏にぴったりハマると思います。
★Fattoria AL FIORE
アルフィオーレは、多様な生き物がすんでいる自然豊かな宮城県川崎町で農と食を軸に集 まる人々をサポートし、活躍する場を育みます。
畑を耕し、学びの場を提供し、料理をみなでつくり、みなで食べ、マーケットで人々と集い、 ここで感じたことをメディアとして発信する。
すべてがアルフィオーレの活動です。
実験することを恐れず、夢を描き、未知のことを耕していく。
宇宙の中の地球に暮らす生命の循環を感じながら農と食に携わっていく喜びを共有する。
そんな仲間が集うコミュニティを創造しています。