「Tabletop 橙色」2022年!
★ぶどうについて
山形県置賜地区の完熟デラウェア。2022 年も 9 月に入り続々と完熟デラウェアがやってきました。今年は短い梅雨が明けすぐに猛暑、収穫時期に大雨が降ったりと自然環境は色々な変化がありましたが、良いタイミングで収穫していただき、ワイナリーに届いたぶどうはとても良い状態のものばかりでした。糖度も例年通りしっかりとしていて、デラウェアの華やかな甘い香りが漂っていました
★ワインについて
毎年の橙色の特徴である華やかな香りとビターながらも心地よい飲み口を、今年は 2 種類の醸しのブレンドで表現しました。
1つは除梗破砕をして、スキンコンタクト日間でプレス。そしてもう1つはセミマセラシオンカルボニックで房ごと発酵、5日後に蓋を開けて破砕ののち、日間醸し発酵。
この 2 種類は面白いほど特徴が異なるワインに仕上がり、ブレンドの際に全く別の役割を担ってくれます。
前者の色合いは濃いめのイエロー、香りは控えめですがしっかりとスキンコンタクトの期間を取っている分、金柑などのような柑橘の皮にも似た苦味や奥行きを出してくれます。
そして後者の色合いは蛍光オレンジのような鮮やかさ。はじけるような華やかな香り(金木犀やラムネのような、人工的に作り出したもののように強烈な)が特徴。香りが強い分、味わいが驚くほど控えめに感じるほどです。
この完全に異なる役割の 2 種類をブレンドすることで、橙色の特徴がしっかりとバランスよく感じることができるようになります。
例年橙色は少しの期間落ち着かせてから飲むと、また味わいがクリアになって色々な要素をより感じやすくなるので、早飲みでもちょっとだけ寝かせ飲みでもどちらもおすすめです。
発売日:2023 年 3 月
内容量:750ml
アルコール度数:11%
原料:山形県置賜のデラウェア
醸造:完熟デラウェアを 2 種類の方法で醸し発酵。1つは除梗破砕後、一日一回のピジャージュで日間スキンコンタクト。
もう1つはしっかりと選果をして一部のみ手で破砕しながら開放タンクへ入れていき、その上に房ごとのぶどうを乗せてビニールシートを掛けて密閉し、セミマセラシオンカルボニック。5 日後に全体を破砕し、一日 1 回のピジャージュで日間醸し発酵。それぞれステンレスタンクで熟成後、瓶詰前にブレンド。酸化防止剤の添加はなし。
無濾過無清澄のため澱が生じることがありますが、品質に問題はありません。15度以下での保管をお願いいたします。
東京・江東区の清澄白河にて、2015年8月、2つ目のワイナリーが始動しました。関東各地の契約農家さんの丹精こめて作られたブドウをお預かりし、一本一本心を込めて醸していきます。
醸造所の2Fにはワインとの相性を強く意識したレストランをご用意しております。食材の良い部分をくっきりと浮かび上がらせて美味しく美しく食べてもらう、そんなお料理をコンセプトに日々努力しております。
また、お客様にたくさんのワインに出会っていただき、自分の好みのものを探していただけるようワインだけでもご利用いただけるテイスティングルームも同フロアに併設。アペロタイムなど、思い思いの使い方でお楽しみいただけます。
2013年に誕生した島之内フジマル醸造所のように、このワイナリーもまた、土地とワインと人を繋げ、ワインが日本の日常の風景に溶け込むきっかけとなればと思っています。
詳しくはこちらをどうぞ。お近くにお越しの際はぜひお立寄りください!