【ワイナリー様資料より】
Grapes _ カベルネ ソーヴィニヨン 78%, メルロー22%
2021 年よりお付き合いが始まった上山市の農家・吉田 篤さん。 年齢は、醸造家の目黒と変わらない40 代ですが、すでに20 年ものぶどう栽培経験を 持つ、若くしながらにしてベテラン農家さんです。
お人柄も穏やかで、真面目な性格なので、栽培されている園地を見たらわかるように、 ここまでやるんだ!!というくらいに常に綺麗に整頓されていて、とっても気持ちの良 い園地のぶどうで仕込んでおります。
吉田さん自身、栽培に限らず、醸造にも多分な興味を持っていらっしゃるので、いつも ぶどうの状態を気にかけていただきながら、細かくコミュニケーションが取れておりま す。おかげで、収穫できたぶどうも、完璧な状態のワインに仕上がっております。
穏やかなタンニン、心地よい樽のニュアンス、味わいの奥行き、どれをとっても申し分 のないミディアムの赤です。
2020 年のヴェルデに引き続き、カベルネ主体によるボルドーブレンドのワインですが、 吉田さんのお人柄をそのまま映したかのように、とってもおおらかで優しい、日本らしい味わいを表現できたのではないでしょうか。
ぜひ、日本の、東北のテロワールを感じながら、郷土料理と一緒に楽しんでいただけれ ばと思います。
<フジマルスタッフ訪問記>
2023年9月19日・アルフィオーレさんの収穫祭に参加させて頂きました!
標高 420m にある見晴らしのいい畑には、南にある蔵王から降りてくる風が心地よく吹き通ります。土壌の良さもあり、大
雨が降っても水溜りにならないという恵まれた場所。
アルフィオーレさんの自社畑で栽培されている品種は 23 種に及ぶそう。先ずは樹齢 4 年のピノグリージョから。まだ樹は
細いものの、甘い粒を実らせています。途中雷と通雨に遭ったものの増設中のレインカットのおかげで作業は滞ることな
く、甲斐ノワール、山ソーヴィニョンと、あっと言う間に収穫はコンプリート!
ランチの後は、アルフィオーレさんのワイナリーへ。小学校の校舎を改築し利用されています。
温度管理はしない(という
か広くてできない)発酵樽が並ぶのは体育館!校歌の歌詞が書いてある木彫りの板とか舞台とかめっちゃ懐かしい。
代表・目黒さんがおっしゃるには、良いワインを作るための一番は素材。
それを生かすには毎日葡萄の顔を見て声を聞いて、素直にその子達が一番個性を発揮できるように手を貸してあげる
だけ。葡萄を譲ってくださる契約農家さんに恥じない扱いをしたいとのこと。一貫して、葡萄と人への愛に溢れていた目黒
さん始めアルフィオーレの皆様でした。
★Fattoria AL FIORE
アルフィオーレは、多様な生き物がすんでいる自然豊かな宮城県川崎町で農と食を軸に集 まる人々をサポートし、活躍する場を育みます。
畑を耕し、学びの場を提供し、料理をみなでつくり、みなで食べ、マーケットで人々と集い、 ここで感じたことをメディアとして発信する。
すべてがアルフィオーレの活動です。
実験することを恐れず、夢を描き、未知のことを耕していく。
宇宙の中の地球に暮らす生命の循環を感じながら農と食に携わっていく喜びを共有する。
そんな仲間が集うコミュニティを創造しています