通常当社ネットショップ価格:22,860円(税込)
→ セット特別価格:20,000円(税込)
単品でお求めいただくより、約3,000円分お得なセット内容です。
“ブルゴーニュ”・・・。
言わずと知れた世界中が認める伝統と格式のワイン産地です。
厳正な原産地呼称制度のもと、そのワインは「テロワール」と呼ばれる土地の個性の表現となり、“ブルゴーニュらしさ”の歴史を築いてきました。
しかしながら今、原産地呼称制度の規格に縛られない自由な発想で、
AOCの先にある「ブルゴーニュの“その先の”世界」を醸し出す生産者たちがいます。
自然派の中でも究極の自然派蔵元、Gilles et Catherine Verge(ジル・エ・カトリーヌ・ヴェルジェ)。
自社畑で有機栽培もしくはビオディナミ栽培を行い、醸造において瓶詰めまで一切SO₂を添加しないグループのリーダーです(その厳しい条件により、メンバーの数は年々減少しつつある)。
彼が醸すシャルドネは、一見すると既存の枠から外れているように見えますが、
実際にはブルゴーニュという土地の可能性を異なる角度から丁寧に掘り起こしています。
アルコール発酵、マロラクティック発酵にかける時間は約3年。
低温でゆっくりと発酵を進め、そこからさらに2年ほど熟成させるため、収穫から瓶詰めまでは最低5年をかけています。
一切の培養酵母を使用せず、2年も3年も発酵が続けられる——
そのぶどうの持つ生命力と、緻密な温度管理にまず驚かされます。
通常は収穫した年がヴィンテージ表記として瓶詰めされますが、
彼らのワインはヴィンテージという枠に収まらず、“lot”で表記されています。
途方もない長い時間に委ねられた彼らのワインに共通して言えることは、
香りのインパクトに対して、飲み心地が素晴らしく優しいということです。
香りで熟成を感じても、口に含むとどこまでもフレッシュなのです。
伝統と格式を受け継ぐブルゴーニュにおいて、ナチュラル志向の新しい造り手たちは、
決して“異端”や“革新”ではなく、“多様性”を表現しています。
つまり、新しい造り手のワインを体験することは、「ブルゴーニュ」という伝統的産地の“その先”が開かれることでもあります。
その一歩として、ジルのワインに手を伸ばしてみてはいかがでしょうか。
なぜこの2本?― シャルドネでたどる「酸化とミネラル」の物語
同じブルゴーニュのシャルドネでありながら、酸化熟成の深みと高地ミネラルの精緻さという、対照的な魅力が引き立つ2本をセレクトしました。
造りの思想、テロワール、アロマの構成――いずれもブルゴーニュという枠を超えた、知的な飲み比べを可能にします。
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① Gilles & Catherine Verge / Cuvée L’Écart 0915 Oxydatif
2009年収穫・2015年瓶詰。酸化的熟成により広がるナッツ、ヨード、ドライフルーツの香り。
“月のリズム”に従い年2回蓋を開けることで酸化を促す、唯一無二の手法。
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② Chanterêves / Hautes-Côtes de Beaune Les Monts de Fussey Blanc 2022
標高の高いフュセイ村の自社畑から。活性石灰質土壌と急斜面による引き締まった酸。
自然発酵・無清澄・最小限のSO₂で仕上げた、現代ブルゴーニュの精緻な味わい。
この2本を通して、時間に委ねた酸化的熟成 × 高地テロワールから生まれるミネラルの精緻さという、造りの美学そのものを味わう対話型セレクションです。
シャルドネの可能性を、ぜひじっくりと体験してください。