ワインについて
ワインについて
原料:デラウェア(大阪府産自社 100%)
内容量:750 ml アルコール分:11%
ワイナリーより
●キュベに込めた想い
『自社デラウェアの美味しさを classic な作りに落とし込んだらどんなワインになるだろう?』
という好奇心から、2021 年から造り始めたキュベ。
どうやら自社デラウェアのオレンジワインと 2 年目くらいの
フレンチオーク樽の相性が良いことがわかってきました。
この「classic」というキュベ名が表すのは、「醸し×木樽熟成」の部分のこと。modern なステンレスタンク熟成、
traditional なクヴェヴリ(甕)熟成とはまた異なる“classic な”美味しさをコンセプトにしています。
●デラウェア×醸し×フレンチオーク
自社管理畑のデラウェアは露地栽培。陽の光をしっかり浴びた厚い果皮は、醸すことで「グリ系」ともいえる
デラウェアのポテンシャルを発揮します。果粒に対して大きめな種子も重要で、果皮と種子から抽出された程よ
いタンニンと複雑味は、ミディアムトーストのオーク樽のタンニンやフレーバーと良いバランスを作り上げます。
初ヴィンテージでは、パワフルなオレンジワインを新樽で熟成することで、輪郭がはっきりしたボリューム感
が強いタイプの美味しさを前面に出しましたが、食中酒とするには少し主張が強過ぎるきらいがありました。
一方、前ヴィンテージはどちらかというと優しい旨味が特徴のスルスル系、飲み心地の良さを追求。オレンジワ
インを 2 年目の樽で熟成し、それに古樽で熟成したデラウェアの白ワインをアッサンブラージュ。それによって
香りもタンニンもバランスの取れた落ち着いた味わいに。また、古樽内で自然に進行したマロラクティック発酵
による柔らかさが全体を丸く調和させていました。
今ヴィンテージもそのアッサンブラージュと熟成を踏襲しましたが、アルコール感とタンニンがやや強めだっ
たため、白ワインを3年目の樽で熟成させました。樽内でのマロラクティック発酵は起こらず、2022VT と比べる
と清涼感が強く、奥の方にトースト由来のスモーキーさを感じる仕上がりになりました。仄かに樽を感じますが、
飲み心地を追求しているので飲み疲れは感じません。デラウェアらしさと、らしくなさのシーソーゲームを感じる
ユニークなテイストで、デラウェアの新たな表情を教えてくれるとともに、フードペアリングを考えるのも楽しいオ
レンジワイン。そして瓶内熟成によって、もっとまろやかで複雑に変化していく可能性も秘めています
●テクニカルノート●
(オレンジ)熟したデラウェアを除梗破砕して樹脂の開放タンクで 11 日間自然発酵。ピジャージュは毎
日しっかりめに行い、バスケットプレス機でしっかり目に搾汁。完全発酵を確認後、2 年目のフレンチ
オーク樽へ。
(白)熟したデラウェアの全房と手除梗分を混ぜてバスケットプレス機で搾汁後、ステンレ
スの開放タンクで 2 週間自然発酵。完全発酵を確認して澱引き後、古樽へ。約 10 ヶ月間の木樽熟成の
後アッサンブラージュして瓶詰め。木樽への澱引き時に亜硫酸塩 30ppm のみ添加しています