【ワインショップFUJIMARUスタッフ テイスティングコメント】
薄濁った淡い色調で炭酸ガスがほんの少し、微々発泡でしょうか。オフフレーヴァ―といえば嫌でない程度の軽度な揮発さんくらいで豆の心配も無さそうです。レモン系の酸がしっかりした、合わせる料理に困らなさそうな、カジュアルフレンドリーなワインです
ワインについて
【ワイナリー様資料より】
産地:岡山県倉敷市船穂町
品種:マスカット・オブ・アレキサンドリア 77%、シラー22%、小公子1%
■ 味わい 色調はルビーのような色合い。バラやアセロラ、マス
カットやベリーの果実の香りが広がります。昨年に比べて微弱な泡
ですが、口に含むとドライな口あたりで甘酸っぱさと心地よい苦味
が感じられます。時間の経過とともに香りがさらに豊かになり、心
地良い酸味と果実の味わいがじっくりと堪能できるワインに仕上が
りました
■ 醸造法 マスカット・オブ・アレキサンドリアを房ごとタンク
に入れ、約2週間マセラシオン(ぶどうの皮や種、果肉を果汁に
浸して、色や味を引き出す工程)。2日ピジャージュ(発酵途中に
足や櫂などで攪拌し、ぶどうの成分を抽出すること)ののち搾汁し
たものにダイレクトプレス(ぶどうを破砕せず直接圧搾すること)
し、発酵させたシラーと、マセラシオンしたシラーと小公子を加え
ロゼに仕上げました。その後瓶詰め、瓶内二次発酵。清澄剤・フィ
ルター不使用。亜硫酸(二酸化硫黄)完全無添加
■ ぶどうのこと ぶどうの産地、倉敷市船穂町で有機農法で育て
たマスカット・オブ・アレキサンドリア、シラー、小公子を使用し
ています。今年は梅雨時期の雨が少なく、猛暑も重なり人間にとっ
ては大変な年でしたが、病害中の発生も少なく健全なぶどうが収穫
できました。
■ ワインラベルのこと ラベルのデザインは、私が生まれ育った倉敷市の港町、児島から見える朝日の光景です。デザインは、アートスペース
油亀さんにお願いしました。偶然にも私の小中学校の同級生がここで働いていたことがきっかけで、このデザインは誕生しました。同級生は、こ
の光景が見える児島の港(児島駅東口側の港)でよく朝日を見ていたそうです。今回、
ワインラベルの制作にあたり、ロゼワインの色を見てまっ先に思い浮かべたのが、
瀬戸内海の島々の向こうから昇る朝日だったと教えてくれました。また、この港は
私にとっても思い出深い場所です。船乗りをしていた私の父は、毎日ここから出航
していたのです。「GRAPE SHIP」の仲間とワイン作りの旅へと出航した私を導いて
くれる気がして、このラベルをみると果てしない航海への勇気が湧いてきます。新
たな年には、新しいことに挑戦する方も多いでしょう。門出や出発を寿ぐ際にぜひ飲んでいただければ嬉しいです。
■ 名前のこと マスカット・オブ・アレキサンドリアに赤ワイン用の葡萄「シラー」を足すことで生まれた、このロゼワインにふさわしい名前
は何なのか。悩みに悩んだ末に出てきたのが、この名前「朱」でした。漢字一文字の名前のワインは、少々珍しいかもしれません。でも、日本で
育てた葡萄から生まれた日本のワインだからこそ、漢字でそのイメージを表現できればとずっと考えていました。朱色は不老長寿や魔を払う色と
して、神社仏閣や宮殿に使われてきました。このワインを手にとってくださった方への「健やかな時間を過ごして欲しい」という願いも託してい
ます。いつか海を越えて様々な国の人々に味わってもらえたとき、「朱」という名前から日本のことを思い浮かべてもらいたいと思っています。
■ ワインのコンセプト 朝日は夕日。夕日は朝日。私達は同じ太陽を見ています。たとえどんなに遠く離れていても、同じ太陽の光の中で生き
ています。それは当たり前のことだけれど、その当たり前の日々を過ごせることは、奇跡なのかもしれません。このワインのラベルは、瀬戸内海
の島々の合間をぬって昇る太陽がモチーフです。でも一方で、この太陽はどこかの国の夕日であり、またあるいは、お昼時の午後の太陽でもある。
世界中のあらゆる場所で、様々な姿を見せる太陽をモチーフにしているからこそ、一年の始まりにぜひ味わっていただけたらと願っています。
GRAPE SHIPワインを
美味しく味わうために。
醸造では、ワイン本来の香りや味わいを最大限に引き出
すため、「無濾過」で瓶詰めをしています。そのためボトル
の中には大小の澱や濁りが含まれます。これらはワインに
旨味が詰まっていることの印であり「美味しさが見える」
状態であると言えます。大きい澱が多く見られるワインも
ございますが、すべてぶどう由来の成分や酵母が固着した
もので、ご飲用いただいても問題はございません。気にな
る場合は瓶底に静かに沈めて、澱が入らないようにゆっく
りとグラスにワインを注ぎお楽しみください。
GRAPE SHIPのナチュラルワインは、製造から販売まで
温度管理しております。お買い上げ後は気温の変化などによ
る品質の劣化を防ぐために、14度以下の冷暗所で、ボトル
を立てたまま保管するのがおすすめです。ワインセラーがな
いご家庭では、冷蔵庫の野菜室で保管すると、美味しく味わ
える期間をより長く保つことができます。
生産者について
GREAP SHIP グレープシップ
●詳細・歴史
Wine Story
GRAPE SHIP株式会社代表、ヴィニュロン(ぶどう栽培兼ワイン醸造農家)。関西でフレンチシェフとして働いている際に、ワインと料理の研究のため渡仏。現地でナチュラルワインの世界を探求、感銘を受ける。帰国後、醸造家にな
ることを目指し、地元岡山県倉敷市船穂町で130年の歴史を誇るマスカット・オブ・アレキサンドリアの生産を学ぶ。
2012年新規就農。2017年ワイン醸造家の大岡弘武さんのワイナリー立ち上げに従事。同年、ワイン用のマスカット・オブ・アレキサンドリアの収穫に成功。
2019年初めてのナチュラルワイン「M」が完成する。2021年GRAPE SHIP株式会社を設
立し、醸造所が完成。自社醸造開始。