【スタッフ青木 ティスティングコメント】
抜栓すぐは微かに還元のニュアンス、グレープフルーツを思わせる果実に酸、鉱物的ミネラルのバランスよく、重心
もやや落ち着きがあり、じっくりお料理とあわせてみたい1本です。
ワインについて
輸入元様資料より
●ワインについて
【特徴】
産地: ドイツ ヴュルテンベルク 品種:リースリング
手摘みで収穫後、ブドウを足で軽く破砕、3~4 日マセレーション後にプレス。
その後、500 リットルの古樽にモストを移し自然発酵。SO2 やその他の醸造添加物は一切加えずに醸造。
11 ヶ月のシュールリー後、無清澄、ノンフィルターで瓶詰め。
SO2:極少量、Alc 度数:10%
生産者について
ローターファーデン Roterfaden
●詳細・歴史
Wine Story
ローターファーデンが拠点を置く小さな町ロスヴァーク
はヴュルテンベルグの都市シュトゥットガルトの北西
30キロに位置しています。ギリシャ生まれのオリンピ
ア・サマラと、 ドイツ生まれのハネス・ホフマンは、2014年に0.5haの畑でブドウの栽培
を始めました。それ以前に醸造大学を出て、世界中のワイナリーで研修を積んできた二人
ですが、オーストリアのクラウス・プライジンガーから最も大きな影響を受けます。なる
べくブドウやワインに人工的な介入をしないという考え方に強く共感し、ドイツでは軽視
されてきたブラウフレンキッシュが持つ魅力と将来的な可能性に気付かされたことが主な
理由です。彼らが拠点を構えるヴュルテンベルクでは、特に若い世代においてブラウフレン
キッシュ(ヴュルテンベルグではレンベルガーと呼ばれる)を再興させようという動きが活
発で、これまでに見られなかったようなレンベルガーが生まれています。
従って、彼らのフラグシップとなるワインはレンベルガーで、古木のピノ・ノワールとリースリングを少しだけ栽培しています。
ローターファーデンの畑はエンツ川に面した南向きの急な斜面に点在しており、とても温暖なミク
ロクリマです。畑の土壌は貝殻石灰岩(ムシェルカルク)ですが、特筆すべきはドイツ国内では非
常に珍しい青い貝殻石灰岩だということです。これはとても薄い地層でフランスのジュラ北部に多
く見られ、ドイツではヴュルテンベルクとフランケンで散見されます。青っぽいのは多くのマグネ
シウムや硫黄などのミネラルを多く含んでいるからであり、一般的に見られる黄色石灰岩よりも硬
い土壌です。土壌は黒っぽい色なので熱を吸収しやすく、ブドウの熟度が上がりやすいため、ブド
ウの過熟を避けるのも課題となります。
二人が頻繁に口にするのは、「全ては一つの循環であり、いいワインを造るために一部だけ切り
取って試行錯誤することに大きな意味があると思わない。まだまだ暗中模索の状態だけど、より大
きな視点に立ってワインを造っていきたい。」ということです。なるべく自分本位の考えから離
れ、毎年異なる天候がもたらす流れや直感に身を委ねようとする二人がどのような道を歩んでいく
のかとても楽しみです。