イタリアのフィアーノに比べ蜜っぽさもあり、南の温かい厚みのある果実味もありながら、グラニースミスを彷彿とさせる青リンゴの清涼感も。グレープフルーツの皮のようなビターなニュアンスもあり、酸味はほどよく感じられます。料理を引き立ててくれる奥ゆかしさのある味わいですので手料理が楽しくなるワインです。
<輸入元様資料より>
ウニコ ゼロは南オーストラリア州アデレード ヒルズのガメラチャに誕生したマイクロ ワイナリー。
ブレンダン カーターとその妻ローラ2人が丹精込めて作るクラフト(ワインだけでなくスピリッツやリモンチェッロ、Tシャツまで!)を看板として瞬く間にオーストラリア中のプロフェッショナルを虜にしてしまいました。人為的アクセスを極力避ける事は当然なのですが、フィアノやネッビオーロ、バルベラやドルチェットといったイタリア由来のオルタナティブ品種にフォーカスを当てている事が特徴です。
シャンパーニュでワイン醸造を学んだブレンダン。クレア ヴァレーでブドウ栽培学を学んでいたローラは合って間も無く意気投合。忽ち恋に落ちました。情熱と愛情をシェアする中で、お互いの作品を生み出すプロジェクトは自然の流れであり、運命であった訳です。お気に入りのブドウ品種はフィアノと公言して憚らないブレンダン。更に特定の添加物は悪とも言い切ってしまう彼の姿勢は、常軌を逸した人種やアイディアの芽を摘み取る傾向が強いオーストラリアのオーセンティシティが渦巻くワイン産業に於いて、ルーシー マルゴー達伝統品種を作る人間達以上に異質と捉えられる事もある様です。イタリア語で「ユニークな情熱」との意味を冠する新たな鋭意が誕生しました。
○ ジェイド&ジャスパー フィアーノ 2018年 (白 フィアーノ)
Brendan Carter【ブレンダン カーター】が妻のLaura【ローラ】と共に最も愛するブドウ品種として公言して憚らないのがFiano。醸造学校を卒業した直後にChampagneでワイン作りの修行を初め、Baroloから南下しながら各地のビンテージに参加する旅で出会った、このフルーツが持つ特性に惚れ込んでしまっている訳です。またFianoがオーストラリア国内ではオルタナティヴ品種で取引価格が安く、ワインビジネスを始めて間もない若い彼らにとって優しいブドウであった事も大きなモチベーションを作りだしています。
フルーツは内陸のRiverland産。著しく乾燥し、また酷暑の同地で育った濃密なFianoです。収穫後にコールドマセラシオン、除梗、プレスして搾汁をステンレスタンクで発酵。そのまま熟成し、澱が落ちるのを待ってからボトリングしています。青リンゴに白桃、メロンやメイヤーレモンのアロマに満ちており非常にアロマティック。早期収穫で守られた綺麗な酸もあり、味覚を飽きさせる事がありません。Brendanの愛が沢山詰まった特別な存在です。