ワインについて
品種:グリューナーフェルトリナー 95%、ゲルバームスカテラー 5%
詳細情報
カンプタール地区テュルンオイシュティフト畑とモラントシュ畑のぶどう(黄土、ローム、砂地、片麻岩)を使用。手摘みで収穫、選果後、全房プレス。ステンレスタンクに移し、発酵。ボトリング前までシュールリーで熟成。ノンフィルターでボトリング。
テイスティングノート
濁りのレモンイエロー。夏みかん、清涼感があるフレッシュなセージ、柑橘の白いわたの香り。味わいは高いフレッシュな酸味が全体を引き上げ、果実感と柑橘ピールのようなほどよいほろ苦さが心地よいです。ミネラリーな口当たりでスルスルと流れ、アフターは白い花の蜜の香り。
ワインの背景
ワンハーベストモーニングですが、元々、アフリカンブラザーズ創業当時の2015年に、南アフリカのクレイグホーキンスとヤルゲンが今は無きラムズフックにいた時代に残した3万本以上のワインを販売するために、当時のラムズフックのオーナーに全量買うことで価格交渉し、いろんなお客様に飲んでいただくためのワインとしてリリースをしたものでした。
その後、このワンハーベストモーニングがリーズナブルな価格とインパクトのある面白いラベルで、人気となり、3万本近くあったワインが瞬く間に売り切れてしまい、その復刻をいろんなお客様から懇願されておりました。
南アフリカのラムズフックのオーナーは変わり、造り手も違うので同じようなワインは造ることができないため、南アフリカではなくオーストリアのニビルのヨセフに約2年ほど前に、このラベルを使って、日常的なワインを造ることはできないかと相談したところ、それは面白いね!!!とすぐに、このプロジェクトに賛同してくれて、今回オーストリア、ニビル版でワンハーベストモーニングが数年ぶりに復活して、今回オーストリア、ニビル版でワンハーベストモーニングが数年ぶりに復活し、皆様にご紹介することがで
きます。
昨今、非常に物の値段が上がっており、ワインも同じく上がっておりますが良質なワインは日常にある
べきだという考えのもと、このワインによっていろんなお客様がワインに興味を持つきっかけとなれば幸いで
す。
私もヨセフも同じように考えており、リスク承知でかなりの量を仕込んでもらい、一般のお客様が日常的に手の
届きやすい価格でリリースすることができました。
このプロジェクトに賛同してくれたニビルのヨセフには感謝しかありません。
生産者について
ニビル (オーストリア / カンプタール)
代々続くオーストリア、カンプタールの醸造所で生まれ育ち、14歳から4年間、葡萄栽培と醸造を学校で学ぶ。
その後、シュロス・ゴベルスブルグなどオーストリアのワイナリーにて研修。
2016年~2018年の収穫をヨハンメイヤーで経験し、オーストリアに戻り、両親の醸造所を手伝いながら自分自身のワイン「ニビル」を奥様のユリアさんと一緒に立ち上げる。
ヨセフは、長い期間をかけながら、自由で固定されず、唯一の方向に進んでいきたいというワイン造りへの思いがあり、
太陽の周りを逆方向に長い周期で回っている唯一の惑星「ニビル」を、自分の目指すスタイルと重ね、ワイナリー名としました。
ボトルのロゴは、その昔、カンプタールの周りに住んでいたケルト人のシンボルからとっており、サイクル(自然環境)を意味し、
自然は、健康的で持続可能で循環するものという彼の考えを表しています。