産地:フランス、ブルゴーニュ 品種:ガメイ
畑の中でギターを奏でるブノワカミュが描かれた牧歌的なエチケットそのままの味わい
★生産者元出荷時よりラベルが汚れている場合がございます。品質に影響はございませんので、予めご了承ください。
(インポーター様資料より)
ブノワ カミュの赤ワインは、基本的には区画ごとにキュヴェを分けておらず、ブドウが適切に熟したと判断したタイミングで適宜収穫したものを発酵タンクに詰めていきます。そうして造り分けられたいくつかのタンク内のワインは、起源(オリジン)としては同じ地域・品種であるものの、それぞれが異なった成長をとげます。そして、瓶詰めされた後に、いくつかのバリエーションのエチケット(ラベル)をその時々に選び、貼付して出荷されます。
今回入荷したシャトー ルーランは、抜栓直後から外向的な性格で、ガメイらしいチャーミングな果実味がぎゅっと詰まった、エネルギーあふれる味わいです。黒系果実を思わせる風味と厚みのあるボディを備えながらも、すっと身体に染み込むような飲み心地もあります。
時間の経過とともによりいっそう風味が開いてくるので、欲を言えばもう少し旅疲れを休ませてあげたいところです。すぐに抜栓する場合は、抜栓前にワインの温度が15-16度ほどになるまで調整した上で開けるのがおすすめです。ワインが低い温度のままで抜栓すると、味わいがぐっと内向的で閉じたものになります。
瓶詰めに至るまで亜硫酸(酸化防止剤)は添加されておらず、ピュアで素朴でナチュラルな味わいのワインですが、抜栓後も不安定な面は感じさせずに3日目ごろまで美味しく飲めます(3日目で飲み干してしまったので、それ以降は不明です)。
ちなみにキュヴェ名のシャトー ルーランは「ルーラン城」という意味ですが、同時にエチケット(ラベル)に描かれているのは、畑のなかに置かれたキャンピングトレーラーとその前でギターを奏でる人物。これはまさに、ブノワ カミュ本人とその自宅の絵で、そこはまさに、彼にとっては「城」なんだと思わせてくれる素敵なデザインだと思います。