産地:スペイン、バレンシア 品種:ガルナッチャ90%、ボバル10%
(以下、輸入元様資料より)
9 月に手摘みで収穫。畑とワイナリーにて葡萄を選択し、コンクリートタンクを使用し、全房で天然酵母にて 10~15 日、その後、皮と茎を除梗し、数日発酵。その後、澱と共にフレンチオークにて 6 か月熟成。無清澄、軽めの濾過、ボトリング時のみ、ごく少量の硫黄を使用。2021 年 9 月ボトリング。ジュビアとは、“雨”という意味。自然との連想を考えた時、この名前が詩的な感覚でネーミン
グ。ラべルにも雨が降り注ぐ風景が描かれています。
明るめの淡い赤色。ラズベリー、ブラックベリー、プラム、小さな花の香り。柔らかなボディとタンニン。ラズベリーや野イチゴなどを中心とした赤い果実と少しのスパイシーさがアクセント。バランスの取れた酸とじんわりとくる果実味がライトな赤ワイン。
【生産者のご紹介】(以下、輸入元様資料より)
ボデガス・センテンシアは、スペイン・バレンシア州の内陸部にあるロス・ペドロネス村にて、先祖代々、ワインの生産を行ってきた家族経営ワイナリー。現オーナーであるアルベルト・ペドロンが 2006 年にワイナリーを引き継ぎます。当時、スペインでは、葡萄畑の再編が真っ最中で、古い葡萄を抜き、新しい葡萄に植え替えることが行われていました。そして、彼の父、祖父、曽祖父の手によって
何十年も世話をしてきた葡萄畑も再開発の対象になり、植え替えの宣告(SENTENCIA=判決や宣告の意味、ここからワイナリー名も由来しています)を受けました。しかし、アルベルトは、その土地で育てられてきたほとんど忘れられた土着品種、環境、歴史、その土壌の多様性によるユニークな畑を昔ながらの手法で守り、手作りで古いけれど、新しく独創性に満ちたワインを生み出し、伝統を守りました。
葡萄畑の面積はトータルで 6 ヘクタール。現在、ボバル、ガルナチャ、ロイヤル、モスカテル、シラー、マカベオの葡萄を、地中海性気候の影響受けた標高700メートルを超える山岳地帯で栽培し、粘土質や石灰質の土壌を 4つの区画に分けて作業しています。
畑の作業については、人的介入を最小限に抑え、この地域の環境と伝統的な栽培方法を最大限尊重して、自然なワインを生産しています。科学的な添加は一切行わず、月のカレンダーを使用し、自然な流れで葡萄を栽培しています。ほとんどの葡萄畑は非常に古く、原産の品種で、この場所とうまく適応しているため、この方法での作業はそれほど難しくないとの事。
また気候は非常に乾燥しており、雨が少ない為、収穫量は非常に少なくなります。硫黄の使用は、そのワインの状態をみて、無添加、またはボトリング時のみ、ごく少量を使用しています。
彼のワイナリーは、昔から使用されている小さなワイナリーで、泥やセメントで改善した小さな部屋でワインを作り、異なるサイズのフレンチオークがある部屋で一定の温度と十分な湿度を維持しワインを熟成そして、スチールタンクと瓶詰を行う部屋があるだけの小さなガレージワイナリーです。また畑やワイナリーでのすべての作業は手作業を基本としています。大量のボトルを作ることが目的ではなく、昔ながらのスタイルで、テロワールと葡萄の個性を重んじ、ここで作られるどこか懐かしく、そして新しいワインを表現することを楽しみながら、日々ワイン作りに取り組んでいます。